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健康遊具で介護予防


大和市では閉じこもり防止や、健康維持の取り組みとして、平成26年度から平成29年度までの4年間で、市内約100か所の公園に遊具の設置を行いました。

この健康遊具を住民の方に体験していただこうと、健康遊具体験会が開催されています。

この日は曇り空で肌寒い天気の中、約20名の方が参加し、市の保健師からコミュニティセンターで体験会の説明を受け、簡単なストレッチの後、ウォーキングを兼ねて公園まで移動しました。公園では市の理学療法士から、健康遊具の使い方やトレーニングの方法の説明を受けた後、参加者が実際に健康遊具を体験しました。参加者は恐る恐る健康遊具に触れながら、実際に動かしてみるとすぐに慣れ、代わる代わる体験していました。

参加者からは「この公園へはよく来ますが、いつも子どもさんの遊ぶのを眺めているだけでした。こういうのがあるといいですね。」「散歩をするにも目的地がなかったけれど、今度こういった公園に来ようと思います。」など、今後具体的に利用するプランを立てていました。

一方で「私はきっとできないから、一人でこっそり練習します。足で漕ぐのとかは結構怖いですね。」など、なかには公共の場所で運動するのに抵抗を持たれている方もいましたが、「近所の公園の別の(使いたい)遊具があればいい」や「このハンドルは脇のストレッチにも使える」など、早速、いろいろな要望や使い方の工夫なども話されていました。

市の保健師も「市内の健康普及員さんがウォーキングマップを作成し、その中でもご紹介していただいています。ウォーキング活動の際にはスタート地点や休憩地点として健康遊具のある公園を選んでいただき、継続利用していただけるよう工夫しています。また、介護予防サポーターさんの自主活動でも取り上げていただいてます。」と、住民の散歩コースなどの一部として継続利用してもらうことで閉じこもり予防や健康増進の効果に期待を寄せています。
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